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NO WAR ON IRAQ! STOP 有事法制
>自衛隊のイラク派兵を国民の力で阻止しましょう


STOP有事法制
[集会アピール]
自衛隊のイラク派兵を国民の力で阻止しましょう

 政府は9日、自衛隊をイラクに派兵する基本計画を閣議決定しました。これは、憲法を乱暴にじゅうりんし、アメリカの無法な戦争と軍事占領を支持・支援する恥ずべき暴挙です。

 なんの大義もないイラク戦争と軍事占領は、罪なき多くのイラク市民を殺傷し、国土を荒らし、占領軍への怒りと抵抗が高まっています。横暴な軍事占領こそ、テロ勢力に絶好の口実を与え、テロを拡散させています。

 いまイラク国民が求めているのは、なによりも平和であり、一刻もはやい主権の回復と占領軍の撤退です。イラクの人たちの切実な願いを実現し、生活を再建するためには、国連中心の復興支援こそ実効ある道です。自衛隊の派兵はこれに逆行するもので、イラク国民も望んでいません。派兵はイラク復興にも、テロ対策にも役立たないばかりか、逆にイラク国民にいっそうの犠牲と苦しみを押しつける道です。また自衛隊員が犠牲になり、逆にイラク国民に銃口を向けることも予想されます。

 政府は、国民の高まる批判のまえに、実際に派兵する時期を決められませんでした。ここにも、自衛隊派兵の道理のなさが示されています。

 わたしたちは、平和を願うすべての人びとによびかけます。憲法9条を守り、自衛隊の派兵を許さないたたかいに全力をあげましょう。力をあわせて、歴史的暴挙をくいとめましょう。

 たたかいは、これからです。

 さあ、平和のために声をあげましょう。

2003年12月10日

自衛隊のイラク派兵反対12・10中央集会



[12.10集会行動提起]

 行動提起を行います。

自衛隊のイラク派兵を許すか否かは、いま、まさに日本の戦後史の最大の分岐点となっています。本集会の三分間のこの行動提起は、好むと好まざるとに関わらず戦後58年の歴史の重みを受け止めるものとならざるを得ません。従ってこの行動提起を是非そうしたスタンスに立って受け止めていただきたいと思います。すべての個人、団体が、自らの自主性と自発性、創造性を最大限に発揮し、「あの瞬間の踏ん張りが、日本と世界の平和を築いた。」後世に胸を張ってそう語れる人生をかけた奮闘をしようではありませんか。

自衛隊のイラク派兵は、国際的正義から見ても、憲法という視点から見ても、さらに派兵の根拠法であるイラク特措法から見ても大義も道理もないものであります。そして、イラク派兵を阻止する力は、世論の力であります。

第一に、イラク派兵計画に抗議する団体・個人が「イラクに自衛隊を送るな」「憲法9条を守れ」の声を小泉首相に対しあらゆる手段を通じて集中しようではありませんか。

第二に、自衛隊のイラク派兵に反対する声をひとつにまとめるため当面100万人の署名を年内に緊急に集めようではありませんか。

闘いは、自衛隊のイラク派兵が危険なものであり、大義のないものであるかを、どれだけ広範な人々の共通の声にすることができるか否かにかかっています。

そのために

第三に、自衛隊のイラク派兵反対を、メール、チラシ、ハンドマイク、宣伝カー、集会、ピースウォーク、デモなどあらゆる工夫で一人でも多くの人々に訴えようではありませんか。

第四に、とりわけ自衛隊の出撃拠点になる地域の運動は、重要です。

当面、12月20日、北海道、旭川・札幌を中心に、千葉、愛知など自衛隊、米軍基地の所在地を中心に全国的行動を展開しようではありませんか。

第五に、年明け国会が始まります。1月19日の国会開会日には、昼デモ、議面集会を行います。通常国会に向け急速に国民世論を集中させようではありませんか。改めて新たな情勢に対応する意思統一のため全国代表者会議を開催します。

第六に、自衛隊が実際に派兵される情勢に対応し、さらに広範な人々と共同し国民的な行動に取り組みます。

第七に、3月20日社会フォーラムの「占領軍の撤退」の国際的呼びかけに応え、日本でもあらゆる団体・個人と手をつなぎ、未曾有の行動を展開しようではありませんか。

それぞれの団体には、それぞれの事情があると思います。しかし、日本の平和と世界の平和は、ないものにも変えがたい人間にとってもっとも根源的問題であります。あらゆる課題と結合させ、以上7つの提起の実践に向け、全力を挙げ奮闘しようではありませんか。