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NO WAR ON IRAQ! STOP 有事法制
>イラク派兵反対スポット例 


STOP有事法制
スポット参考例 自衛隊のイラク派兵反対 (2004年2月9日〜)

有事法制は許さない!運動推進連絡センター  

 みなさん、わたしは○○○の△△です。きょうは、この場をお借りして、自衛隊のイラク派兵に反対する訴えをさせていただきます。

 みなさん。陸上自衛隊部隊もついにイラクに入り、活動をはじめました。機関銃などで武装した自衛隊が戦闘地域で活動するというのは、もちろん、戦後はじめてのことです。自衛隊派兵は間違っているし、イラク国民のための役に立ちません。ただちに派兵計画を中止・撤回することを強く要求します。

 みなさん。

 自衛隊がイラクに行くのは、アメリカ軍などの占領に参加するためです。占領軍も自衛隊を自分たちの一員と認めていますし、防衛庁が作成した「実施要項」をみても、いまだに「掃討作戦」など戦闘を続けている占領軍を支援すると明記されています。政府も、自衛隊が重武装した米兵を輸送することを認めています。こんなことは、絶対に人道支援と両立しません。そもそもこの占領は、国連を無視して、不法に始めた侵略戦争です。つい先日、アメリカの調査団責任者が、「大量破壊兵器はもともと存在しなかった」と証言し、大問題になっています。戦争を始めた理由も成り立たなくなっているのです。こんな大義なき戦争、それに引き続く軍事占領に参加するなど、憲法9条をふみつけにする暴挙であり、絶対に許せません。

 みなさん。

 占領軍を支援するための自衛隊派兵は、イラクの復興支援に役立たず、イラク国民も望んでいません。テレビ・ニュースをみても、イラク国民は口をそろえて、仕事を求めている、日本の企業を望んでいる、といっています。水を供給するなど言っていますが、武装した自衛隊は、陣地に閉じこもり、イラクの人々の中に入って、人道支援をおこなうことはできません。逆に自衛隊が行くことによって、これまで実際にイラクで人道支援してきた日本のNGOは、占領軍の味方だと思われ、危険になるのです。国会で参考人として証言したNGO――国際ボランティアセンターの代表は、「武装した軍隊が人道支援するのは、中立性が失われ、逆効果。経済効率からも、国連、国際NGOが人道復興支援をおこなうべきだ」とのべています。

 このように、なんの道理もない自衛隊の派兵だからこそ、国会でも、政府の答弁は二転三転し、あげくのはては、強行採決までしました。このこと自体、いかに自衛隊派兵が堂々と国民のみなさんに説明できるものでないかということを示していると思います。

 いまイラクの人たちが求めているのは、一刻も早く国連中心の復興支援の枠組みに変える、そのもとでイラク人自身による国づくりをすすめるということです。そうしてこそ、世界中も、日本も本当に人道支援ができるのです。企業もイラクに行けるのです。それを妨害しているのがアメリカであり、そのアメリカに追従しているのが、小泉首相です。

 なんの道理もない、自衛隊派兵計画の中止・撤回を強く求めていきましょう。

 ただいま自衛隊のイラク派兵反対の署名をおこなっていますので、ご協力いただけるようにお願いして訴えを終わらせていただきます。