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NO WAR ON IRAQ! STOP 有事法制
>イラク派兵反対スポット例 


STOP有事法制
スポット参考例 自衛隊のイラク派兵反対 (2004年1月20日〜)

有事法制は許さない!運動推進連絡センター  

 みなさん、わたしは○○○の△△です。きょうは、この場をお借りして、自衛隊のイラク派兵に反対する訴えをさせていただきます。

 みなさん。陸上自衛隊先遣隊がこの19日、ついにイラクに入りました。機関銃などで武装した自衛隊が戦闘地域に行くというのは、戦後はじめてのことで、世界でもニュースとして速報されました。しかし、自衛隊派兵は間違っているし、イラク国民のための役に立ちません。わたしは、二つのことを訴えさせていただきます。

 第一は、自衛隊の派兵は、イラクの復興支援に役立たない、イラク国民も望んでいない、ということです。テレビ・ニュースをみても、イラク国民は口をそろえて、仕事を求めている、日本の企業を望んでいる、といっています。水を供給するなど言っていますが、武装した自衛隊は、陣地に閉じこもり、イラクの人々の中に入って、人道支援をおこなうことはできません。逆に自衛隊が行くことによって、これまで実際にイラクで人道支援してきた日本のNGOは、占領軍の味方だと思われ、危険になるのです。

 第二に、自衛隊が行くのは、アメリカ軍の支援のためです。自衛隊の派兵計画には、「安全確保活動支援」、つまり占領軍の戦闘を後方支援することも明記されています。だから武装し、イラクの人々に銃を向けているアメリカ兵も運ぶのです。こんなことをしてなぜ人道支援といえるのでしょうか。

 そもそもイラクに復興支援が必要になったのは、アメリカが世界中の反対世論を押し切り、国連も認めない戦争を勝手におこなったためです。この戦争のためにイラクの一般市民が一万人も殺され、家も街も生活基盤全体が破壊され、復興は遅々としてすすんでいません。そんな無法なことをしておいて、アメリカは謝罪もせず、主権をイラク国民に返さないまま、占領を続けています。そのアメリカのつよい要請で自衛隊は行くのです。武装して「人道支援」というのでは、イラク国民にまったく受け入れられないのも、当然です。それどころか、無法な軍事占領は、多くのイラクの人たちに反感と怒りをよびおこし、抵抗をひろげています。

 いまイラクの人たちが求めているのは、一刻も早く国連中心の復興支援の枠組みに変える、そのもとでイラク人自身による国づくりをすすめるということです。そうしてこそ、世界中も、日本も本当に人道支援ができるのです。企業もイラクに行けるのです。それを妨害しているのがアメリカです。いま、あらたに軍隊を送ろうとする国は他にありません。フランスも、ドイツも、ロシアも、中国も、世界の主要国は軍隊を派兵していません。アラブ諸国も派兵していません。世界の150数カ国、5分の4の圧倒的多数の国が軍隊を送っていません。インドの外相は「インドが派兵を拒否したことはきわめて賢明な決定だった」といっています。

 みなさん。小泉首相は、「自衛隊員が殺されるかも知れない、殺すかも知れない」といいました。アメリカの無法な戦争のために、なぜ日本の青年が殺されたり、殺したりしなければならないのでしょうか。憲法9条は絶対に戦争をしないという誓いです。世界への約束です。

 なんの道理もない、自衛隊派兵計画の中止・撤回を強く求めていきましょう。
 ただいま自衛隊のイラク派兵反対の署名をおこなっていますので、ご協力いただけるようにお願いして訴えを終わらせていただきます。