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NO WAR ON IRAQ! STOP 有事法制
>イラク派兵反対スポット例 


STOP有事法制
スポット参考例(「安保条約の廃棄を訴えるスポット」03年9月)

2003年9月18日 安保破棄中央実行委員会  

 みなさん、こんにちは。私は○○○の△△です。いま、政府は、アメリカの占領を支援するために、自衛隊をイラクに派兵させる、さらに戦争と占領の費用を何千億円もアメリカに支払おうとしています。とんでもないことです。いつも問題になるアメリカいいなりの日本。きょうは、その根本にある大きな問題、「日米同盟」=日米安保条約についての訴えをさせていただきたいと思います。

 日本がアメリカいいなりなのは、国民が誰しも、感じていることです。

 世界中で批判されたアメリカのイラク戦争を支持した理由についても、小泉首相は「日米同盟」=日米安保条約があるからだ、と説明しています。いまや安保条約は、「地球規模の同盟」とされ、アメリカが世界のどこで起こした戦争であれ、アメリカに協力する根拠とされています。日本政府は国連で核兵器の廃絶を求める決議にも、核兵器使用禁止決議にも、賛成していません。被爆国にあるまじき態度をとっているのも、「日米同盟」=安保条約があるからです。

 アメリカの基地が全国に130も置かれ、夜でも勝手放題に飛行訓練をしています。事件・事故もあとをたちません。新しい米軍基地を建設するために、ジュゴンのすむ美しい沖縄の海を埋め立てようとさえしています。毎年、「思いやり予算」をはじめ6500億円もの税金がアメリカ軍基地のために使われています。農産物の輸入自由化や毎年50兆円もの公共事業の押し付けなど経済とくらしの破壊の根源にも、安保条約があります。こんなアメリカいいなり政治をやめるために、安保条約をなくし、平和で独立した日本にしたいものです。

 安保条約がなくなり、米軍が日本からいなくなったら、日本の安全は大丈夫かと心配する人もおられるかも知れません。しかし、アメリカ軍はもともと日本を守るために日本にいるのではありません。ベトナム戦争、イラク戦争にみられるように、世界各地で戦争をするための出撃基地にしているだけで、日本を守る任務をもった部隊などいないのです。そもそも防衛庁も、昔のように、日本に攻めてくる国などないといっています。さらに日本はすでに世界第2位の防衛予算を持ち、自衛隊はアジアで最新鋭の軍隊になっています。日本の平和は、憲法9条にもとづく平和の努力によってこそ、守られてきたのです。

 アメリカいいなり政治はごめんです。こんな「日米同盟」=安保条約をなくし、本当に平和な独立した日本をつくろうではありませんか。アメリカは日本にとって大切な国です。戦前のように、アメリカと敵対するのでなく、また自民党政治のように「いいなり」になるのでもなく、対等・平等な友好・親善の関係をつくろうではありませんか。この道こそ、日米が本当に友好関係を発展させ、世界の平和と繁栄にもつながる道だと思います。

 みなさん、どうでしょうか。ぜひ、お考えいただきたいと思います。

 ご静聴ありがとうござました。