(至急連絡)

2004年5月10日

「軍事費を削って、くらしと福祉・教育の充実を」

国民大運動実行委員会

事務局長 沢中正也

東京都文京区湯島2−4−4、平和と労働センター・全労連会館

〒113−0034 пi03)5842−5630

Fax(03)5842−5631

加盟・協賛団体 御中

地方実行委員会(連絡会) 御中                                                         

 

「年金改悪阻止、有事法制許すな!」など、

当面の国会にむけた行動強化を重ねて訴えます。

 

ごくろうさまです。

自民、公明、民主3党は5月6日夜の幹事長会談で、年金改悪法案の取扱いについて協議し、保険料の連続ひきあげ、給付の15%一律削減など政府案の重大な問題点はなんら修正しないまま、公聴会をひらくこともなく、あした11日の衆院本会議で採決することで合意してしまいました。また「社会保障制度全般について、税、保険料等の負担と給付のあり方をふくめ、一体的な見直し」をおこなうとの「修正」なるものでも合意、消費税大増税へレールを敷くものとして重大です。こうしたなか、小泉内閣のカナメ役としての福田康夫官房長官が7日、自らの国民年金保険料未納問題で引責辞任しました。一方、米軍支援法や、「国民保護」の名で米軍の戦争に国民を総動員する国民統制法案など有事関連7法案を審議している衆院有事特別委員会は、連日のように質疑がおこなわれていますが、政府・与党は、民主党が求める“緊急事態基本法案”くりとも呼応しつつ、今週中にも有事関連7法案の衆院特別委採決をねらって緊迫しています。

しかし、次々と明るみになるイラク駐留米軍によるアブグレイブ刑務所でのおぞましい拘束したイラク人拷問・虐待行為の数かずと、福田官房長官はじめ閣僚7人の国民年金未納・未加盟問題発覚などが、国民の大きな怒りと憤激をひろげています。6月24日公示の参院選を目前に残り1ヵ月余となった通常国会は、こうした国民世論をバックに、「年金改悪阻止、有事法制許すな!」など、国会と政府へむけた行動をいちだんとつよめることが肝心になっています。

各団体・地方におかれては、ぜひ下記要領に呼応して当面する国会と政府にむけた行動を緊急につよめていただくよう重ねて訴えます。

1、あした5月11日(火)の衆院本会議を傍聴(監視)しよう!

あした5月11日(火)午後1時から衆院本会議がひらかれ、年金改悪法案の討論・採決がおこなわれる見込み。

国民大運動、中央社保協などがよびかけ、午前12時30分から衆議院・議員面会所に集合。午後1時からの「衆院本会議を傍聴(監視)する緊急行動」を実施。ぜひ、多くの方がたの参加を緊急にお願いしたい。

そして、年金改悪法案が本会議採決された際は、本会議終了後、衆院・議面で「採決強行抗議・報告集会」を実施(午後2時頃の見込み)。ぜひ、あわせて多くの方がたにご参加いただきたい。

 

2、あさって5月12日(水)の昼休み国会請願デモ・国会前座り込み行動へ、旗・ノボリ・プラカード・横断幕をかかげ、大勢参加しよう!

あさって5月12日(火)正午に日比谷・霞門(合庁5号館・厚労省側公園出入り口、地下鉄東京メトロ「霞が関」駅・日比谷公園口)へ集合。簡単なスタート集会のあと、午前12時20分頃から国会へむけて「緊急昼休み請願デモ」を実施。国会請願デモ終了後、午後1時頃から3時まで衆院第二議員会館前または参院議員会館前を中心に「国会前座り込み行動」に移行(4/30付「国会行動強化の再要請」で、12時〜15時まで「国会前座り込み行動」としていたものを一部変更)。国民大運動、中央社保協、全労連、安保破棄中央実行委、有事法制は許さない!センターがよびかけ。

各団体・東京首都圏地方をはじめ、旗・ノボリ・プラカード・横断幕をかかげ、大勢参加を緊急にお願いしたい。

 

3、参院段階における年金改悪法案審議(予測)にむけて、衆院段階での有事法案審議ヤマ場のたたかいとあわせ、国会行動をさらにつよめよう!

予測される年金改悪法案の参院段階での審議(参院厚生労働委員会は、火・木曜日が定例開催日)に呼応して、有事法案審議(衆院特別委)のヤマ場のたたかいとあわせて、以下のように国会行動を予定。

 ○ 5月19日(水)、20日(木)、26日(水)の各正午から午後3時まで、衆院第二議員会館前または参院議員会館前を中心に「国会前座り込み行動」を実施(予定)。国民大運動、中央社保協、全労連、安保破棄中央実行委、有事法制は許さない!センターがよびかけ。

各団体・東京首都圏地方をはじめ、旗・ノボリ・プラカード・横断幕をかかげ、大勢参加されるようぜひお願いしたい。とくに5/19(水)行動は、大規模な国会前行動に。これらの国会行動の際、「年金改悪反対」「有事法制許すな」など、集めた国会請願署名を一筆でも多く持寄っていただきたい。

 

4、「イラクからの自衛隊撤退を求める、女性とジャーナリストの5・14緊急集会」、「守ろう!平和といのち、STOP!有事法制、5・21大集会」、「憲法・教育基本法改悪許すな、平和な世界を!5・22みんなのつどい」に、誘いあって大勢で参加しよう!

○ 5月14日(金)午後6時半から、日比谷野音で「イラクからの自衛隊撤退を求める5・14緊急集会」を開催。新聞労連・明珍美紀委員長、航空労組連・内田妙子議長、日本医労連・田中千恵子委員長の3労組女性委員長・議長がよびかけ、日本ジャーナリスト会議(JCJ)が協力。イラクで人質になったフリージャーナリスト・安田純平氏も参加しリレートークなど、集会のみでデモ・パレードはなし。

多くの団体から、積極参加をよびかけます。

○ 5月21日(金)午後6時半から、明治公園で「STOP!有事法制、5・21大集会」を開催。陸海空港湾20労組団体、平和をつくりだす宗教者ネット、緊急行動市民連絡会などの集会実行委主催。集会後、ピースパレードを予定。

国民大運動、全労連関係の会場配置(ピースパレード順もあわせ)になる見込み。各団体・東京首都圏地方から、旗・ノボリ・プラカード・横断幕をかかげ、可能な限り積極的な大規模参加をよびかけます。

○ 5月22日(土)午後1時から、千代田公会堂で「憲法・教育基本法改悪許すな、5・22みんなのつどい」を開催。「子どもたちをたいせつに――いまこそ生かそう、教育基本法」全国ネットなど集会実行委主催。集会後、パレードを予定。

多くの団体から、積極参加されるようよびかけます。

 

5、参院選(6/24公示、7/11投票)を視野に、全国各地で宣伝し、国会請願署名をもっともっと集めよう!

6月16日(水)会期末(予定)の第156通常国会。国会終盤へむけ、年金改悪、有事法制問題などをめぐる緊迫する国会状況が、そのまま参院選の重大焦点になることが確実。

全国各地で宣伝・対話の行動を旺盛にくりひろげ、請願署名を会期末最後まで一筆でも多く集めて国会へ持寄ろう。

以   上